教育は今や、学校関係者だけのテーマではありません。「総合的な学習」の是非をめぐる論争、学級崩壊、学力低下、子ども達の安全確保……教育現場が直面する問題が複雑化し多様化しているなかで、全ての大人には、教育とどのように関わるのかが問われています。
果たして、子どもたちの“生きる力”―自分で課題を見つけたり、解決策を模索していくためのセンスと技術―はどうしたら育んでいけるのでしょう？ 次世代の社会をつくりだす原動力としての教育を再構築する必要に迫られているといえます。
そこで、私たちは、生きる力の基礎となる自分自身の可能性に対する気付きと、「コミュニケーション能力」の育成に重点を置いた教育を支援する事業に取り組んでいます。
地域の学校、大学、NPO、企業などとの連携・協働によって、多様な学びの関係が生まれる場づくりを目指していきます。
これからの職業人に最も必要とされるのはコミュニケーション能力。
"コミュニケーション・プロ・スクール"プログラムは、中学生たちが職業体験で感じたこと、体得したことを、フリーペーパーなどのメディアとして編集制作するものです。
様々な職業人と出会いながら、コミュニケーション能力を実践的に身につけ、自らの力で選択肢、可能性を広げていくことを意図しています。
主に小学生を対象とした、クリエイティブ体験を介在させたキャリア教育が、"クリエイティブ・キャリア・プログラム"です。
クレイ（粘土）アニメやセルアニメなどのコンテンツを題材に、その制作過程を時間をかけて疑似体験し、一つの作品を完成させることを通じて、
責任を持つことや協力することを学びます。制作を通して得た充実感を、仕事に対する好奇心につなげていくことが狙いです。
Creative Career Program
インターネットを活用し、子どもたちが自発的に楽しみながら、互いの体験や創作物を共有できる場とツールを開発する国際交流プログラムが、"パンゲア・アクティビティ"です。
NPO法人パンゲアでは、世界中の子どもたちが、より直接的な「つながり」を感じる機会を提供することを目的に、日本はじめ各国で実験的な取り組みを始めました。
Pangaea Activity
