インターネットや携帯電話の急激な普及浸透は、人々と情報の距離を縮め、まさに「ユビキタス」(どこにでもある)なメディア環境が到来しようとしています。しかし、この急激なメディア環境の変容は功罪両面を社会にもたらしました。
たとえば、本来は社会と個人を公正につなぎ、パブリックなアクセスを実現すべきはずのメディアは、個人の思惑に加え、企業の求める経済原理によっても、そのあり方が大きく揺らいでいます。
そこで私たちは、社会と個人をつなぎ直す、新しい情報メディアの構築に乗り出しています。
ボランティアに関する様々な情報をリアルタイムでお届けする、ボランティア情報の総合ポータルサイトや、企業(生産者)と個人の間に社会的消費という新たなスタイルを創出するオンライン新聞がそれです。そのほか、多種多様なコミュニティの中に潜在する智恵を視覚的に共有できるメディアツールである「コミュニティウェア」の開発も手がけているところです。
日本初のオンライン募金サイトとしてスタートし、その後、人材募集やイベント開催など、ボランティアに関する様々な情報をリアルタイムで届けるボランティア情報の総合ポータルサイトとして、ユナイテッドピープル株式会社との共同により2013年まで運用しました。
人と地球のベストバランスを考えるオンラインマガジン。 ロハスに代表される新しい暮らし方や働き方、ソーシャル・マーケティング、社会的企業やソーシャル・アントレプレナーの動向について、マスメディアではあまり深堀りしない情報をタイムリーに発信しました。(現在休止中)
あるコミュニティに帰属するメンバーの関心、問題意識などの関係性が一目で分かるオンラインツールが、コミュニティウェア 「コンテクスト・ビューワー」。 3万人以上の利用者が知的交流するネットコミュニティ「関心空間」を活用して開発したもので、地域では北海道函館のコミュニティサイトや雑誌「BRUTUS」の映画情報サイトとしての導入実績があります。