地球温暖化の進行によるものと見られる異常気象が、地球規模で発生しています。環境や生態系に、これ以上の負荷をかけないような企業活動やライフスタイルに変えていくことが、緊急かつ必須の課題として浮上してきたのです。
しかし、便利で快適な生活を享受している現代社会では、経済とのバランスに配慮したり、誰もが生活の中に取り入れられる「ストイック(禁欲的)ではない」手法による対応でない限り、現実的には機能しにくい面もあるでしょう。
環境問題にアプローチする上で、私たちは、環境・社会・経済・精神文化が調和するコミュニティづくりを大きなテーマに据えています。
持続可能(サスティナブル)な社会づくりの一翼を担うべく、新しい生活者参加型の調査・評価ツールや都市生活者のライフスタイルも意識したコミュニケーション手法の導入などをお手伝いしています。
人々が自ら暮らすコミュニティを「環境面」「社会・経済面」「精神文化面」といったテーマから評価し、持続可能性を測定する調査ツールが、"コミュニティ・サスティナビリティ・アセスメント"です。
NPO法人サスティナブル・コミュニティ研究所では、地域やそこでの活動の価値を知り、生活者同士が議論して取り組みの方向性を決めるのに役立てています。
都市や地域の環境にとっての「良いもの」や「悪いもの」を、住んでいる人々自身が調査しながら、世界共通のアイコン(絵文字)を使って視覚的に共有する環境マップです。日本国内では30以上、世界では200を超える都市・地域で実施されています。
世界各国で実現されている、独自の社会・精神文化的側面を活かし、環境的にも経済的にも自律した持続可能なコミュニティ・モデル。 これまでは欧米が主流でしたが、アジア型エコビレッジのデザインや形成・評価手法が求められています。